2023年の冬も折り返しです!今年は例年より寒い冬になると期間予報が出ております。大陸からの強い寒波の影響で気温も低く、釣行時のグローブも例年通りでは寒くて釣りになりませんよね、冬場の寒暖差も大きく、釣り場での服装は気を使いますよね。 ホームである三浦半島では、冬場の最低気温が一桁台に下がります。これに風や濡れた条件などを+すると指先の体感温度はかなり低くなります。(先日は雪が舞いました・・)
僕は磯やウェーディングでの釣りが主体なのですが、過去に雪山登山で患った末端凍傷のせいで冬場は特に手足が冷えやすく、人一倍気を使います。ヒラスズキなどの釣りで冬の波風に当たれば手足はかじかみ、安全性にも支障をきたします。血液の循環が阻害され体温も下がれば、低体温症への引き金にもなります。そんな厳しい季節に安全に釣りを行うために僕なりに考えたフィッシンググローブについて書き残してみたいと思います。
冬場求められるグローブ、重要なのは「防寒」と「操作性」
今回フィッシンググローブを選ぶにあたって、下記の状況を想定して選定しています。
- 釣り物はロックショアからのヒラスズキ、シーバス、青物(小~中)
- 季節は冬(年末の冷え込みはじめ)~春先(桜咲くくらいまで)
- 波、風雨で濡れたりさらされても、手の体温を維持できる
- グローブをつけたままリーダーの接続、スプリットリングの装着に困らない
- キャスト時に人差し指の糸抜けがいいこと(キャストの操作性が変わらない)
- 安い!!
グローブは左右で役割を分けて考える
フィッシンググローブを利用していていつも使いにくいなぁと感じているのは左右とも同じ仕様でグローブが作られていること。(コストを考えれば当たり前だと思いますが)僕の場合はキャスト時の糸抜けの良さを考慮して指先がカットされているものを使用します。本当は指の保護や、思いっ切り振りぬきたいので人差し指だけキャスティンググローブの様に保護されているものを使いたいのですが、知っている限り保温性と操作性、コストパフォーマンスに優れたグローブに出会えていません。投げ釣り用のフィンガープロテクターを使用するのもいいかもしれませんね。
左手はリールのハンドルを握りやすい事と保温性を優先したいので、指先をカットしてグローブは使いません。寒いし、指の感覚がなくなるとバイトがあった時にフッキングができません。その為オーバーグローブを着用します。釣具メーカーから販売されているものでもネオプレンやチタン加工されたものなど色々ありますが、リバレイやmazumeなどのものを使用したのですが、指先の立体裁断や保温性に満足ませんでした。現在は割高ですがFREEKNOTから出ているクロロプレングローブを使用しています。FREEKNOTのグローブ全般で言えるのは縫製がとても綺麗でフィッシンググローブにありがちな指先のごわつき(縫い後のゴワゴワ)が目立たないこと。このオーバーグローブなら左右付けてもキャスティング時の糸抜けも良いです。
欠点があるとすればコスパが悪いため、手が出にくいことでしょうか。この手の製品が安く手に入るといいのですが・・・。
ジャンルを超えてグローブを選べ!
フィッシングメーカーが出すグローブはどうしても高い。使用条件がそろうものでも4,000円以上するものが多い中、僕がオススメするのがワークマンやホームセンターなどで売られている作業用グローブ。夏場はカインズホームのコスパ最強のゴム手袋を主に使用している。
キャストのしやすさ、操作性、コスパなどどれをとっても最強。伊豆などは釣り場までのアプローチにロープ場や崖を降りていくことも多く、伊豆ローカルで活動する仲間に勧められてからは春~秋のシーズンはこれでことたりてしまう。
ただし、このグローブは寒さにすごぶる弱い。濡れて風でも吹けば釣りにならない。そんな中見つけたのがこのグローブ。いまやワークマンなどで売られている防寒&防水の「THE MAX THERMO plus」。これのグローブは手首のゴム部分を除いて水につけれも浸水がなく、頑丈であり裏起毛のため暖かい。厚手のため、脱着に時間がかかるのと、操作性は落ちるのが難点。
もう一方でアウトドアブランドからもカヤック用やフィッシンググローブなどが販売されている。先日もモンベルショップで発見したものがこちら。
ネオプレン素材でありながら定価1,600円とコスパも最高。手の平側もロッドが握りやすい素材を使用しているためロッド操作も簡単に行えそう。そして、フィッシンググローブを使用していて特に気になるのが袖口からの水の侵入。これを防止するものもモンベルで発見。(防水ではないのでグローブ内に水は侵入します。)
これも大手アウトドアブランドならではのコスパ!!フィッシンググローブと組み合わせても釣具メーカーのものの半分くらいの値段で購入できるのは嬉しいですね。ちなみに組み合わせる時はレインウェアの上にリストバンドを着用し、それからフィッシンググローブを着用します。フィッシンググローブを先に着用すると、フィッシンググローブが水を吸った後、リストバンド内に水が侵入してきましたのでこんな感じに着用するのがオススメです。
筆者がオススメする冬場最強グローブがこれだ!(2023年更新!)
<保温性+操作性ならコチラ>
右手左手:モンベル ネオプレンスリーフィンガーレス フィッシンググローブ
+カインズホーム HARD GRIP
手首:モンベル アクアテクトリストバンド
2023年、この組み合わせにシフトしたのはリーダーなどの結びを行う際の操作性。暖かくてもゴワゴワの指先では感覚が鈍りますよね?指先が少し寒いですが、この組み合わせが釣りをする上ではマストなのです。また、手の防寒を気にすることも大事ですが、手首までの防水・保温を高め、手首からの締め付けによる血行の阻害を防ぐと、グンと防寒性があがることが分かりました!また、新たなアイテムなどが発見されたら更新していきたいと思います!
<コスパ重視ならコチラ>
右手は上記と同じ
左手: THE MAX THERMO plus
手首:モンベル アクアテクトリストバンド
冬場のフィッシンググローブについては、個人の見解や使用感なども異なると思いますが、自身が凍傷を負った手で安全で快適に楽しむ為に紹介させていただきました。皆様が使用しているもので「こんな良いグローブがあるよ!」というものがあれば是非教えてくださいね。
(2023.1更新)