サーフへ入っていたベイトが抜けたタイミング?で磯回りも騒がしくなってきた三浦半島。冬になると西高東低の冬型の気圧配置がきまり、抜けては凪ての感じを繰り返していく。
所要で帰省した埼玉から帰る途中、暖かな南風がほほにあたる。「温いな」。
そう思い三浦へ帰路を急ぐ。佐原を降り、134号を南下すると海にはウサギが見える。東京湾口からくる波は、浅瀬を白く濁らせていた。気まぐれな冬の天気の狭間に風と潮位を見ながら入る磯を決める。いつだったか晩秋のこの時期に南西爆風でいい思いをした磯に入る。
ヒラスズキメインで南面を叩き、反応がないなか、3カ所目に訪れた磯は湾口からくる一直線の規則正しいうねりが入り、岩場へたたきつけていた。「表面を!」と思うところ湾内に鳥がいる。このウネリでベイトが湾内にたまりだしたのだろうか。
先日のサーフではいいサイズのマイワシがベイトとして入っていたこともあり、BOXの中から「サイレントアサシンン129S」を出す。
言うまでも「飛ぶ」「動く」の定番ルアー。この時は満潮で潮位も高く、ウネリも崩れ気味だったため、追い風に乗せて遠投する。12時の方向から順に13時の方向・・・と何度か打ち返すと14時の方向で「ググんッ」とバイト。潮に乗り重たい引き。
丁寧にロッドをさげると、すかさずエラ洗い。いいサイズのシーバスだ。その後何度か磯際で突っ込んだが、ウネリのきたタイミングでずり上げる。
ランカーにはいかなかったが、いいコンディションの引きに満足。その後、日も傾きはじめ、夕マヅメの時合を期待してさらに遠投を繰り返すが反応がない。ルアーもローテーションしながらパンチライン130やぶっ飛び君を入れるが反応がない。
時計を見ると日没。「そろそろ終了か?」と思い、再びサイレントアサシン129Sを投入。すると、リーリング中に何かが当たるが乗らない「あぁ~」と思いながら巻き続けると「ガツン!」と竿先が入る。瞬間的に合わせると再び「ガツンッ!?」。
あれ?と思い巻くとエラ洗いはないが思い。波打ち際までなんとか寄せるとサイレントアサシン129Sに2匹のイナダ(笑)写真では1匹が外れてしまいましたが、うまいことダブルヒット
イナダを上げた後は日も落ちてウネリもあがりはじめたので納竿としました。ベイト、潮位、風向きと魚のタイミングが重なってなんとか釣ることができましたが、パターンをつかめたかというと「?」だった。ただタイミングでここぞという釣り場をランガンして結果がでたので楽しい釣行となった。
この冬はいいタイミングであと何回釣りができるのだろうか?年末の繁忙期を越えてシーズンは厳しい時期を迎える。
【タックルデータ】
ロッド:ヤマガブランクス バリスティックHIRA107
リール:シマノ セドナc3000
ライン:シマノ ピットブル4 1.2号
スナップ:ジャンプライズ コンビリング#3
ルアー: シマノ サイレントアサシン129S