壱岐遠征Day2
朝起きると外はあいにくの空。強く雨が叩きつけている。
携帯を見ると、壱岐のローカルの方からメッセージが入っていた。
「このままだとフェリーでないかもしれませんよ!」
えっ、、慌てて情報収集すると、どうやら発達した低気圧が九州北部に接近している模様。
教えてもらったフェリー情報によると、博多港を発着するフェリーにおいて僕の乗る壱岐行きのフェリー以降は全船欠航とのこと。
ここにきて荒れ男全開(泣)
欠航もありえるとのことだったので、慌てて博多港へ向かう。通勤ラッシュのバスに全身ずぶ濡れで乗車する僕に向けられた視線は冷たいものだった。
15分ほどでバスは港へ着き、乗船手続きを行う。なんとか船は出るそうだ。九州遊船は博多―壱岐―対馬を結ぶ定期船なのだが、壱岐―対馬間は時化のため欠航となるそう。久しぶりの揺れる船に同様を隠せず、船着き場近くのコンビニで酔い止めを購入。
無事?船は出向。
博多湾をでると、船体動揺が激しくなってきた。「来た来たこの揺れ」2時間ほどで助かったが、大時化のおがさわら丸を思いだした。
壱岐へ初上陸!!
何年夢みただろうか。しかしながら天気は台風並みの大荒れに+して雷雨・・・。
北~北東の爆風が吹き荒れる大時化。
焦ってもしょうがないので、予め送った釣具をレンタカーに乗せ、目星をつけていた釣り場を除いてまわることにした。
南、西、北と順に巡るが時化具合がエリアで全然異なっていて、東~北面は釣りになりそうになかった。また、リアス式の海岸線の湾奥は大雨の影響で雨水の影響か濁りがひどかった。地形と風向き、潮周りを考えいくつかのポイントを巡り宿へ向かった。
壱岐でお世話になる「みなとやゲストハウス」ここの宿も今回の目的地の一つ。ジャンプライズやがまかつで活躍する大川漁志さんと、壱岐で海女をされてるカナさんが営むゲストハウスだ。
偶然にも僕が三浦で営む宿と同じくらいの時期にOPENしていて共通のゲストが行き来しているなどご縁があったのだ。
陽も暮れて雷がバンバン落ちたので、漁さん達とコタツで話す。どうやらこの時期にこれだけ大荒れになることも珍しく稀ということ。ゲストも僕1名だけだったので、近くにある絶品ピザ屋さん PIZZERIA Potto(ピッツェリア ポット)に漁さんが飲みに連れてってくれた。イタリアから取り寄せたピザ窯で焼くピザは本当に絶品。壱岐に行く際は是非行ってもらいたい名店です。
そしてローカルアングラーの馬場さんも駆けつけてくれて、壱岐の釣りについて色々と教えてもらった。イルカサイズのヒラマサの話や時期的にヒラスズキは産卵絡みで激渋とのこと。
段々とお酒もすすみ、テキーラが出始めると、地元の方も混ざり気が付いたら全員べろべろ(笑)こんな夜もあっていい。
三浦へ戻ったらローカルの仲間達とこんな夜の場を設けたいなと思った。さて、明日からとうとう壱岐での釣りがはじまります!