台風のうねり~デッドライン~(2020.10.8)

独り言

今朝の釣行での様子。恥ずかしながら事故の一歩手前でした。人によってはまだ釣りが成立する方もいたりそれはそれぞれかと思いますが、明日以降も釣り場に行こうとしている人がいたら目を通して頂ければ幸いです。

今朝台風のウネリが入り始めるだろうエリアへサラシ打ちへ行った。正直一昨日の朝は「東側からの微妙なウネリ」だった。今朝は干潮からの上げ60cmくらいからのスタートだったこともあって、立ち位置など15分以上手前で観察してからの入釣だった。いつものサラシはウネリで釣りにならなそうで、普段ならサラシはそこまで出ない箇所をピン打ちしていました。夜が明けてライト不要になり東〜南東のウネリは変わらずタイミングを見てはルアーをキャストしての繰り返しでした。

潮位の上昇と共に波の周期の幅がどんどん
大きくなる

明け方から1〜2時間経った頃だろうか。南東から入ったセットがいい感じに広がり、風を使ってドリフトさせていたので東側を向いてキャストしていました。するとセットが入った少し後のタイミングで真南からのどでかいウネリが見えました。経験則で「あ、これはアウトなウネリだ」と分かりました。走って陸地に逃げるとかえって波の流れを受けるところだったので、雪山の耐風姿勢の様にその場で低い姿勢でウネリを待った。岩に当たる波。足元を海水が流れた。幸いウネリの量が予想を越えなかったので助かった。しかし、自分の中でデットライン(釣り可能な限界点)を越えた瞬間だった。その後はその場から直ちに離れて、高台から南面を覗いた。

何が言いたいかと言うと、どんなに経験豊富でも事故に繋がる様なヒヤリハットはあるし、それをちゃんと捉えて釣りに向かっているのか。正直今日の僕の判断は間違っていた。低い磯の多い房総やドン深で這い上がるようなウネリが入る伊豆の磯もそれなりに経験してきたけど、デットラインを越えるか越えないかの瀬戸際で釣りをしていたことに少し慣れてしまっていた気がしました。落水での安全に備えてスローロープを常に装備したり、ヘルメットを着用したり人より何倍も慎重に磯に入っているつもりでしたが、今朝の磯は僕の中でデッドラインを越えた瞬間がありました。インスタやTwitterなどでも危険を促す為に動画を載せましたが、「釣れましたか?」や、明らかに「いい波入ってますね!」というコメントを見てこのままじゃ伝わらないなとここに書きました。事故を起こしてからでは遅いです。

三浦半島直撃コースを辿るのか

具体的に言えば、今朝の段階で城ヶ島は波裏の湾奥までウネリは到達していて、東面は宮川〜東風崎は3mを超えるウネリが15分に1回くらいの長い間隔で入っていました。東風崎以北に同じ時間にいた仲間は、このタイミングでウネリのサイズは気にならない程度だったようですが、明日以降は東風崎〜剣崎も島同様のウネリが入るかと思います。西側は見れていませんが、南からのウネリが明日以降、確実にパワーアップするでしょう。干満や潮止まりの関係で凪の様なタイミングもあるかもしれません。波裏に入ろうとか風裏に!とか考えてる人も本当に気おつけてください。

とりあえずこの台風で誰も海で死なないでください。

タイトルとURLをコピーしました