ランカーとの出会い(2019.11.30)

釣行記

三浦半島でも青物が落ち着き始めた頃、魚種変わりのように各地でシーバスが上がりだす。産卵に向けて回遊をしてくるシーバスだ。三浦に引越してきてから、このシーズンは夜な夜なシーバス狙いにシフトチェンジする。ローカルの仲間たちともそろそろ第一陣が入るころ?と話をしていたところ。

特に今年はサーフ周りでのコノシロなどのベイトも豊富で、各エリアでランカーシーバスが上がっていたり、ヒラメやマゴチなどの好釣果も聞かれていた。いわゆる「産卵にからんだ回遊」とは少し違う「ベイト付き」の状況ではあったが、時間が許す限り朝・夕とサーフにくりだすことにした。秋口にコノシロ付きのワラサも出ていたサーフ。「あわよくば青物も・・」という気持ちが湧いていた。ただ、このコノシロは日替わりでサーフからサーフへと移動も激しく中々タイミングが合わない。あくまでベイト付き狙いならばベイトのの溜まりやすいエリアを攻めることにした。シーバスの釣果が聞かれてから連日「北風・北東の風」が吹くことが多く、地形的に風波が溜まりやすい場所をチョイスすることにした。仲間達との間でも砂場の時合は、潮止まり前後にはっきりしたタイミングがあるということだった。

そこで、朝マヅメと満潮を重なるタイミングに釣り場へ入る。北風が6~7mと向かい風、満潮ではあったが手前は波が崩れカフェオレ色の水色。遠投できるパンチライン130をチョイスした。カフェオレと沖の潮が重なるところに潮目も見える。投げては表層を意識して巻いては投げるを繰り返した。

沈み根の脇を通した時だった「ガガッ」と竿先が入る。一瞬だったが反応がでるがフッキングせず。日も高くなりはじめ、焦りだす。すかさず根回りを数回通すが反応はなかった。ルアーも遠投がきく「飛びキング」や「ぶっ飛び君」を投げるも反応なし。

もう一度と、パンチライン130を付け直し遠投。風波のセットが数回入り、一瞬水面の波が落ち空いた時だった「ガッガガ」と竿先が入る。反射的に合わせた時にはバリヒラが円を描いていた。いつもならここで1発2発とエラ洗いが来るはず・・・来ない。青物か?と思うと、頭を振りながらエラ洗いする太いシーバスが見えた。慌てて竿を倒し応戦。なんどか横に走りながらも、大きなセットにうまくのせると・・

「太い!」

パンチラインもハーモニカ喰いされててしっかりとフッキングしてた。明らかに連日釣ってきたサイズとは違うサイズではあったため、恐る恐るメジャーを当てると軽く80のラインを越えた。ヒレ先に目をやると87cmの太いランカーシーバスが横たわっていた。

よくシーバスをやる人ならランカーには何回か出会っているだろうし、人によってはサイズに対する価値観は違うだろう。ベイト付きの個体といえど、僕の中では初のランカーシーバスだった。風向きや潮周りを考えたポイントでの1本は本当に嬉しい。駆けつけてくれた仲間からも祝福をうけ、記念の写真をお願いした。

普段は釣った魚は食べることがほとんどなのだが、この魚には敬意を込めてリリースすることにした。ゆっくりと蘇生して泳いでいく姿はとても嬉しい気持ちになった。

まだまだこれからのシーバスシーズン。サイズを狙いながらもこんな素敵な魚との出会いを楽しみにフィールドに出向いていきたいと思います。

【タックルデータ】

ロッド:ヤマガブランクス バリスティックHIRA107

リール:シマノ ツインパワーSW4000XG

ライン:シマノ ピットブル4  1.2号

スナップ:ジャンプライズ コンビリング#3

ルアー: APIA パンチライン130


アピア(APIA) パンチライン 130mm #06 マツオデラックス


(5)【メール便配送可】 ジャンプライズ 飛びキング105HS /シンキングペンシル/ネコポス可/1s6a1l7e-lure

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