ヒラスズキを自分の足で探す(2020.9.29)

釣行記

東の空が明るくなる頃、1箇所に集まるミズナギドリを見つける。

前日の海水温

本来なら北東が弱まった今朝は、いつもの定点に入るところだった。でもぼんやりと、気になっているエリアがあったので、一か八かで入釣。北東の風が吹く中、沖から時折ウネリが入る。薄明るくなってルアーをキャストできそうだったが、このタイミングではトレースしてくるラインが見えない。そこではっきりとラインが見える明るさになるまで待機すること15分。

ポジのルアーで1番大好きなルアーを選択

試しにコースを外してキャストしラインを確認。「よし分かる」サラシが出るのを待って、ベストなタイミングで風上えキャスト。ライスラッグがたわわと出る。それを巻き取るか巻き取らないかくらいの速度でスラッグを取り、恐らくサラシの際に差し掛かっただろうタイミングで「ガツゥン!」とヒラスズキ特有のバイト。サラシの先は干上がった馬の背が迫り出している。ここは立ち位置こそ変えればヒョイと魚を誘導できるのだろうけど、前に出るのがあまり好きじゃない(正直ウェット着てても怖いっす!)ので手前の少し高い位置でキャストしていた。「ズズずっと」手前の根にスタッグするような感触が伝わるが、魚はそこを抜けた。バリヒラがかなり引き込まれる。慎重にロッドを立ててゴリ巻きで手前まで寄せる。なんとピックアップ寸前にはもう一つ完全に干上がった背がある。セットのタイミングを合わせなければまず取れない。春にもここでランカーライズを目視までして根にメインを切られている。

浮かない重たい引き。釣り人あるあるでバラした魚は大きかったとなりがちだが。かなり良型。「スッー」とテンションが抜けた。

さっきのスタッグ時にラインに傷が入っていたようだ。心臓バクバクの自分は磯に膝をついた。しかし、まださ1投目。魚はまだいるはず。リーダーを結び直して再びフラットフラッターを通す。「カツン」とまた同じ際でバイトがあるも根に化けた。けど深呼吸をして、再びリーダーを結ぶ。そして同じコースへルアーを入れると。

ラスト1個のフラットフラッターをここぞと言うタイミングで通した。もうバラさない。1個目の背をかわし、2つ目の瀬際で横に走られる。バリヒラで横にいなしてセットを待つ。良い感じのセットが入った!すかさずゴリ巻き。瀬を越えた!!手前のスリットに魚が入る。隙をいれる事なく磯へぶっこ抜く

自分の中で秋ヒラが開幕した

「おっしゃーーーー」

久々のヒラスズキ。自分でごだわって選定した場所、ルアー、シチュエーションで獲った1本はサイズ関係なく嬉しかった。朝の低潮位が終わり深夜の満潮から下げだした潮とウネリが重なったピンポイントでのヒットだった。また、この1本はとれたものの自分の中での課題と修正点もあった。これからシーズンインのヒラスズキ。タイミングが合うならば積極的にこの魚と向き合っていこうと思う。

【タックル】

  • ロッド: yamagablanks バリスティック hira107m
  • リール:シマノツインパワーsw4000xg
  • ライン: X-BraidアップグレードX4200mPE1.5号
  • リーダー:クレハ シーガーグランドマックス7号
  • ルアー: ポジドライブガレージ フラットフラッターXH


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