高水温と低水温

釣行記

8月に入り長かった梅雨も明けたが、雨もろくに降らない三浦半島。先日は赤潮後から突如発生した麦茶潮。赤潮の時よりもひどく、浅瀬のタイドプールでさえ麦茶色。

何が原因か分からなかったが、梅雨明け間際、関東に降った大雨が時間をかけて東京湾口にたどり着いたのだろうか?いずれにしても今年の海水温はおかしい。

写真は8月中旬

こんな色見たこともない。例年ならバンバンくる台風も音沙汰なし。台風が来れば水もかき混ぜてくれるから、海にも夏が来る。いわば、海の中はまだ春なのかもしれない。

先日ダイビングのお客さんが泊まった時のこと、「城ヶ島沖の水温、表面は26度あって、水深15mで21度、ボトム20mで水温17度と真冬の水温だったわー」とのこと。海はまだ春のままの様です。表層の水温は黒潮の水温ではなく、太陽によって温められた水温の模様。渋くなる原因はこの底潮の底水温もあるのかもしれない。秋の湖みたいにターンオーバーにならなきゃいいけど・・

そんな麦茶な海に日々通う。ベイトはいるのだが、水面直下の魚でさえ目視ができない。こんな時はフラッシングで1本

メタルフラッター30g

渋い朝マヅメで食ってきてくれたショゴだった。少しフォールを加えて食わせの間を入れて拾ったバイトだった。


麦茶潮は2週間弱続いた。宿の近くの漁港では良型のウルメイワシやマイワシが釣れさかっていたので、潮色が戻ればいい海になるのだけど。ジグを投げてもシンペンを通してもダメな日が続いた。ローカルの仲間達と連絡をしても、相模湾側、東京湾側、太平洋側と芳しくない日もあったが、日の出間際の短い時合と、陽が登ってからの遅い時合に反応を得れた。中でも印象的だったのが、トップウォーター。三浦ローカルの象徴的?w存在の永島さんも、渋い時のトップの有効性を見出してた。そんな中、数少ないトップの中から、最近気になって投げ続けていたルアーでヒット。

これがいい仕事をしてくれた。朝マヅメに干潮を迎えた磯でただ巻き。ピックアップ寸前のシモリから「ドバァ」って丸見えバイト。食い方も丸呑みで、渋さの中でルアー選択の差、つまりレンジコントロールの重要性をがあるのだなと感じた。

僕が最近ルアーBOXの中身を絞っているのは、1個1個のルアーとちゃんと向き合いたかったから。釣れるルアーでもまだ知らぬアクションや使い方があることを知ったから。金欠になって、ルアーも中々買えなくなった時に、魚を釣ってた時とあって、「なんだろな?たまたまでしょ?」と思っていたけど、その分少なくなったルアーBOXの中身を使い倒していた。

いや、でもまだ沢山入ってるな・・

そして、このルアーでこういうタイミングで魚を引出したい!という欲も出てきたのもある。なので最近はルアーの数も減らした。最近は誰でも投げて巻けば釣れるルアーも増えてきたけど、今一度自分のルアーBOX見てみて、「このルアー使いこなせてるのかな?」って思ったらBOXに入れてみたいと思う。

って、海水温の話じゃなかったんかーい!笑


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