2021春の伊豆遠征vo.l1(2021.4.13)

遠征釣行

気がつけば、伊豆遠征から1ヶ月が経ってしまった。今これを書いている時も次の行先へ向かっているところ。

前日の水温はこんな感じ

予報によると南西の風が吹き荒れる伊豆南部。前日に覗いた磯は朝の満潮と重なり、ウネリが強すぎて釣りにならなそうなので、少し東の岬へ向かう。

今回は伊豆でご縁あって知り合った「こーちゃん」が急遽朝から合流してくれ、予報を見ながら釣座を目指す。が、釣り場近くの駐車場に着くと波の音がしない。ひとまず海の様子を見に行くが岬を回り込みすぎてしまった模様。手前にたまに入るセットを2人で打ちながら釣り歩くがバイトは得られなかった。

朝マヅメはしっかりアウェイの洗礼をうける

そして予報だと既に南西〜西の風が夜中から吹き荒れているはずなのに風は愚か波高も少なめ。「これなら表行きましょう!」と2人急いでエリアを変える。しばらく車を走らせ、入ったエリアは波も良い。沖のシモリには良い感じのサラシも出ている。

沖のシモリ付近は浅い為カタクチジョニーを入れる

沖のシモリや払い出しなどをカタクチジョニーやフラットフラッターなどで通すが、反応がない。こーちゃんはフローティングミノーでいくつか反応を拾っている。小移動をし、背面に岩を背負う高場所で、こーちゃんのフローティングミノーにヒラがチェイス!真っ白なサラシの中をすごい速度で反応してきた。「魚入ってますね!」ここで2人とも気持ちも上がる。

足下までは5m程。三浦と違うエリアコンディションに僕は苦戦する

三浦の磯と違い、高さがあるこのポイント。背面は岩を背負っているのでキャストも難しい。中々修行にはもってこいだ。何よりレンジコントロールが難しい。軽めのフローティングミノーだと浮き上がって足元まで泳ぎきってくれない為、困った時の切り札「スキッドスライダー95S」を投入。

セットの後の流れにゆっくりとのせる

波の角度やタイミングが落ち着かない。何度か大波を見送った時、釣り場全体が静かになった。僕もこーちゃんも自然と喋らなくなった。

流れの払い出しに差し掛かった時、スキッドスライダーが海中に引きずりこまれた!

「きた!」僕はすかさずフッキングを入れる。決まった。流れの中を逆らうヒラスズキ。強い。何度か入られながら手前まできた。岩にメインが絡む。「やばい切れる」良いタイミングで魚が反転して岩からラインが離れる。次のセットで低い岩棚に魚を乗せる。そのままずり上げようとすると「待って待って!ストップ!」こーちゃんが波のタイミングを見てボガグリップで魚をキャッチしてくれていた。

「おめでとうございます!」

「やったーーー。ありがとう」

2人固く手を握る。伊豆という三浦と違った環境で自分のこだわったルアーで取った1本は本当に嬉しい。こーちゃんも自分の事のように喜んでくれた。

真っ白のサラシ中から真っ白なヒラスズキ

太く、白く、綺麗な魚だった。スキッドスライダーは、シンペンの中でも流れを掴みながらゆっくりとレンジキープさせながら魚にアピールできる。強すぎる流れの中でその場に「留まる」ルアーなので、フラットフラッターの用に流しながら使うルアーと使い分けができます。また、レンジを入れた後のリーリングでも浮き上がりにくい。その利点を利用してセットの入った後の流れに留めるようにルアーを通したら下から突き上げて食ってきてくれた。スキッドスライダーは正直、他のシンペンより飛距離はでない。ただ「ここぞ!」という場面で強力な切り札になる事は三浦でも感じていたので、遠征地で結果を出せた事は僕自身とても嬉しかった。


この後は干潮潮止まりとなり、一旦休憩を挟み、再びエリアを変えてランガンする。「こうなったら夕マヅメまで打ちましょう」とスタミナ溢れるこーちゃん。僕もスキッドスライダーで2バイトあるも載せ切れず時間だけが過ぎる。

日没直後、こーちゃんの竿がしなる!渓流やライギョなど多種な釣りをこなすアングラーだけあって、とても釣りが上手い。最後の最後に沖のかなり狭い流れの中からしっかり魚を引き出してくる。

伊豆の魚は本当に綺麗だ

テクニックや釣りに対する姿勢など、こーちゃんから学ぶ事は本当大きかった。こーちゃんからの誘いもあり、僕はまた違う釣りに手を伸ばすのだが、これはまた次回お話したいと思う。

3日目は伊豆ローカルの方にお声掛けいただき、朝マヅメをやるも反応を得ることができず、帰路に着いたのであった。

ロッド: yamagablanks バリスティック hira107m

リール:シマノツインパワーsw4000xg

ライン: サンラインキャリアハイ6 170mPE1.5号

リーダー:クレハ シーガー7号

ルアー: ポジドライブガレージ 、スキッドスライダー95s、フラットフラッターH、カタクチジョニー


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