この二つのタイドグラフから朝の攻め方が大きく異なる。
「昨日」は日の出前に“上げ止まり前の時合”があり「今日」は上げ止まりの時合は無く、“下げ始めの時合”だった。これはあくまで結果論だが、異なるのはベイトサイズにもあった。「昨日」はトウゴロウ系&カタクチ主体で手前に群れるトウゴロウにボイルする個体も確認できた。ルアーサイズは小さいものに反応がありバイト多数の良い結果に繋がった。
それが「今日」はどうだろうか?朝マヅメ潮止まり直前の時合はほんの僅か。主体になったベイトは30前後のトビウオ、サヨリ、トウゴロウなどの混合だった。昨晩の準備で必ずしも小さなルアーだけが釣れるわけでは無いとも思い、BOXにはスウィングウォブラー145sを忍び込ませた。
「今日」の潮止まり寸前はスウィングウォブラー145sLightを遠投し、竿をたてゆっくりとリーリングして海面をスウィングしてくる。すると1投目に反応あり!
そこで「今日はやっぱり昨日と何か違う」という疑問を抱く。そんな中、日の出と共に反応が無くなる。少しゆっくりと海面を眺めながら待つ。
「お!あそこ出ましたよ」仲間にそう伝えると、フラットフラッターの高速表層巻きでヒット!サイズは良さそうだ。しかし、手前のハエ根がキツイ。満潮でも巻き上げを油断するとすぐにスタッグ。あいにく仲間はテンションの抜けたラインと同時にその場に崩れた。惜しかった。
潮が下げ始めたタイミング。まだ食い気がある。そう思いシルエットの大きいカタクチジョニー125sをロングキャスト。着水後、ジャーキングをしながらゆっくとリアクションバイトを伺う。反応無く、高速で表層直下を通すと、、
「ドンッ」と思い反応と共にZが海に刺さる。一呼吸いれて思いっきり合わせフッキング。それと共に再びZには重い反応と共にドラグから糸が一気に出る。
竿を立て、どんどん巻く。この時の竿の角度や魚の走る方向を気にしながら一気に海面に顔を向けてくる。手前まで寄ってくると嫌な方向に走っていく。止まらない。テーブル状になった岩に擦れる感触「やばい切れる」瞬時にベールを返し糸をフリーにする。魚は幸い沖に向かい出す。それを見届けながらベールを戻しリフト。上がってきた。
水面で空気をたらふく吸わせ、セットと共にタイドプールに滑り込ませた。
結局その後は反応無くベイトの反応も無くなった。「昨日」まで良かった反応に「今日」は音沙汰もなかった。こんな考察が正しいのか役に立つのかは分からないが、海中を想像しながらその日の献立を考える時が一番ワクワクしている気がする。
さて、そろそろ明日の献立を考えるので、今日のところはこの辺で失礼します。
【タックル】
ロッド: APIA Foojin’Z CRAZY CARRY108MH
リール:SHIMANO ツインパワーsw4000xg
ライン: SUNLINE キャリアハイ6 1.2号リーダー:SUNLINE ソルティメイト システムショックリーダーFC25lb
ルアー:pozidrivegarage スウィングウォブラー145s、スウィングウォブラー85s、カタクチジョニー125s