南国の冬

遠征釣行

2022年始まりましたね。この時期は毎年宿を休みにして、野生動物の調査のお仕事をしてるんだけど今年もやってきました!小笠原。

東京の竹芝から24時間船に揺られて、小笠原は父島へ。3週間の出張ですが、休みにのんびり竿を出せればいいなと思っています。

夜の港内もシーバスルアーでメアジが遊んでくれます。

1月といえど、北からの強い風で時化続き。最高気温で20℃前後でしょうか。内地の寒さを考えるとめちゃくちゃ暖かそうですが、1日で慣れてダウン着てます笑

仕事が朝からしっかりあるので、釣りは夜から。常夜灯周りにはメアジやチカメキントキが付いてるので、これを手際良くバイブレーションで探ります。

寒波の影響か満月の大潮周りは渋かった。

群れが入れば入れ食いが続くんですが、1週目の満月大潮周りは不調が続く。メアジが多い時はギンガメアジも着いてたりするので、ヒラスズキタックルも忍ばせるが、今だ回遊は無い。

昨年のメアジパターンで出たギンガメ。

小笠原といえば「GTやイソマグロにハタ類とバンバン釣れるんでしょ?」と思いがちですが、父島は保全地域になっている磯が多く、許可を得た作業者や一部の研究者しか立ち入りができないのが現状。ただ、潮回りがいい磯に立てれば、足元をドラム缶サイズの魚が高速で泳いでくのもリアル。

よその土地へ行ったら、その地の風習を尊重し、これに従うがよい。激流ドン深の瀬戸にデットベイトの釣りに出かける。夜に釣ったメアジを持ち、最初の休みにメジャー磯へ入る。

足元から数十mの水深、この時期になれば目の前をザトウクジラが泳ぐ海でメアジを海底に送り込む。

仕掛けが着底すると直ぐに竿先を小突くアタリ。タイミングを見て一気に合わせてゴリ巻き。上がってきたのはハナアイゴ

ここは潮が川のように流れるので、潮止まりのタイミングの一瞬の時合を狙う。左から流れてきた潮が段々と緩む。海底でこつく魚から、メアジを抑え込むアタリ。一気にごり巻きで浮いてきたのはアカバ。

可愛いアカバ(アカハタ)

雰囲気が出てきた。再度少し遠投して仕掛けを着底させる。コツコツとした餌取りのアタリが消えた。「ガッ、ガ、ズーーーンー」と竿先が入る。奴だ。

リーリングしながら穂先を海底方向へ送りこみバットパワーで一気に合わせる!「決まった!」再びフルリフトで浮かせるが、ハングした根に魚も突っ込む。ここでリフトを止めると一気に根に疲れるので躊躇なくゴリ巻きリフト。浮いてきたのは真っ赤なハタ。

「チギだ!!」磯にずり上げガッツポーズ。サイズは45くらいのかわい子ちゃんだったが、小笠原ならではの魚との出会いに笑がでる。※チギ=バラハタ

その後は一気に逆潮で上げに変わり、底を取れなくなったので納竿とした。チャンスがあれば更なるサイズアップを狙いたいと思う。

【タックル】

ロッド: APIA GRANDAGE ATLAS BLACKFIN 102HH

リール:SHIMANO ツインパワーsw5000xg

ライン: SUNLINE キャリアハイ6 1.7号

リーダー: スペーサーPE5号 +SUNLINE カットインフロロカーボン40lb

デットベイト:メアジ

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