翻弄される初夏(2021.6.8)

釣行記
20℃台をキープする

繁忙期が終わり、1ヶ月に及ぶ海なし生活が終わった。6月の季節を告げる使者の為にガッツリと予定を空けた。

5月はベイトの話や初陣の話もチラホラと耳にしたが、狙うべき使者ではない。初陣を感じる頃釣り場に通いだすのだか、6日経っても漂うベイト、やる気のない鳥達の行き先を気にしながら、「変化のない海に翻弄された」のは例年通り?か。

手前は大きなナミノハナで覆い尽くされていた

この日もそんな日で、沖にはイワシやサバ、手前は産卵を控えたナミノハナがわんさかいる感じだった。5月頃からポツポツとヒラスズキのアフター?自分にはチャンスも縁もなかった。

水温が20℃を越えて段々と難しさはあったが、南からのウネリのおかげで沿岸部には適度なサラシが広がった。時折り沖のベイトの変化を気にしつつ、下げ潮と逆向きにウネリが入るエリアで朝一ヒラスズキを狙う。

日が登り、サラシが広がると心拍数が早まる

手前の瀬にウネリのセットが入る。根と根の払い出しは勢いよく潮が引いていく。その度にナミノハナが群れで必死に泳いでいる。タイミングを身図る。まだ。次のセットが入る。サラシが広がる。ゆっくりと払い出しから潮が出ていく。「ここだ」少し沖目に投げるのはスウィングウォブラー85s。

払い出しが出来るまでは流れの中でステイ。払い出しが収まり、根と根の間にいい感じに、サラシの泡が残るタイミングで水面を少し沈ませた状態で引く。この時のリーリングはとてもゆっくりで、速さで表すよりも水面直下のルアーが同じレンジをテロテロと泳ぐ速度を維持する程度。

根と根の間の入り口に差し掛かったタイミングでやつはきた。ルアー直下から全身丸出しで突き上げるようなバイト「バシャンッ!」

竿にテンションが掛かるが、瞬時に弾かれてしまった「わぁ〜〜いたよいたよぉー」隣にいたエースに話す。「手前すか?」「そうそう、やっぱり払い出しに着いてたわ〜」そんな毎朝恒例の会話。

気を取り直し、再びセットを待つ。単体ならもう魚は出ないだろうと思ったが、自然と次のキャストに備える自分がいた。

セットが入る。再びゆっくりと払い出しが効いたタイミングでルアーをキャスト。根と根の間の入り口で、、、、「カツーーン」ほらいた!竿に届く感触を感んじとってからしっかり竿を立てる。「食った!」必死に魚は抵抗するが、根には向かわせてはいけない。ほぼゴリ巻きで根をかわし、ぶっこ抜く。

魚種問わずマイクロにはスウィングウォブラー!本当ありがとう

サイズは50くらいの三浦アベレージだったが、狙ったピンで掛けるヒラスズキは本当楽しい。自然と笑が出る。やっぱり渓流とヒラスズキは似てる。ピンにいる魚との駆け引きがたまらなく楽しいのだ。

何も釣れぬ日を何日過ごしただろうか。これがあるから釣りはやめられない。


その後、初夏の使者は相変わらずの翻弄ぶりで出会う事は出来なかったが、いいヒラスズキに出会う事ができたので、僕は竿を納めた。夏のように暑い日が出てきたが、もう少しヒラスズキと知恵を交えたい。

9月発売のスウィングウォブラー125sが出れば全ての射程圏内でこういう釣りができる。秋磯も楽しみだ。

【タックル】

ロッド: yamagablanks バリスティック hira107

リール:SHIMANO ツインパワーsw4000xg

ライン: SUNLINE キャリアハイ6 1.5号リーダー:SUNLINE カットインナイロン7号

ルアー:pozidrivegarage スウィングウォブラー85s、フラットフラッター95

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