再びの信州へ(2021.5.24)

遠征釣行

再びの信州。北アルプスの雪もすっかり溶けて、地肌が見え隠れしている。盆地の日中は暑い。犀川の温度計は25℃を指している。川の色は緑かかった濁りで抹茶のようだ。通い慣れた街に着く。

先週までの活発な梅雨前線の影響で、信州各地ではまとまった雨となった模様。初日はいくつかの河川を除き、2日目から水の引いてきた里河川へ向かった。

水量も多くささ濁りだが、釣りはできそう。夕マヅメの時間帯でもあったので、シンキングミノーをピンで打って行きながらランガンしていく作戦だ。

対岸のボサへK50Sを投げ、リーリングをしながら「タンタン、タンタン」と細かいトゥイッチを入れルアーが流れに押されドリフトしかけた瞬間、水中が一瞬煌めく。流れの力も加わり、竿が引き込まれる。上がってきたのは26cmの良い体型のヤマメだった。

渓流の魚は本当に美しい

今度は前回、仲間から教えてもらったダウンへの流しながらの釣り。上流からK50Sを流れに乗せ、岸側のボサをゆっくり巻いてくる。「コツン!」とノックするようなアタリ。上がってきたのは模様が綺麗な可愛いブラウントラウト

「お母さんかお父さんを呼んできてね!」と素早くリリース

場所を変え、早瀬が終わって平瀬〜トロ場になる緩やかな流れを下流から釣り上がる。

緩やかな流れの中に点在する岩の周りを打っていく

水深がありそうだったので、K50Sをボトム付近まで落とし、ゆっくりとしたリズムでジャーキングしてくと、ピックアップ寸前で良型のレインボーのチェイス。ルアーを咥えるも、乗らず。「あぁ〜もぅ」また天を仰ぐ。

ポツポツと雨が降り出してきた。気を取り直して再びアップでキャストすると「ドン!」40前後はあるイワナだ!上手くいなす。そしてランディング・・魚が想定外のサイズで上がらない。そう、ここは高さのある3面護岸の上なのだった・・恐る恐るラインを手繰るが、フックアウトしてしまった。

「◯◀︎#!&!あーー/&&aaaーーー」

もう言葉にならない。そして、直後同サイズのブラウンもバラし、畦道に倒れこむ(最近このパターン多くない?)自分の腕の無さ、何より魚に対して申し訳ない。ランディングが難ありな為、車に戻り帰路に着こうとした。トランクを開けると、そこにはシーバス用のラインが巻かれたアルテグラと、宿のツアーに使うカニ採り棒と魚採り用のタモ網があるではないか。

そういえばPE0.6を巻いてたんだっけ。

これしかない。5分後には竹棒とタモ網をテープでぐるぐる巻きにジョイントして、アルテグラ片手に釣り場へ復帰した(笑)綺麗事は言えない。ランディングネットに横たわる綺麗な写真を僕も撮りたい!が、渓流を始めた直後。道具は徐々に集めます(ごめんなさい)

そして、、、

イワナーーーーーー!!

先程の流れの中にK50Sを入れ、深めにジャーク&フォロールを繰り返す。すると岩の陰から黒い魚影が「ドンっ!」とルアーに食らいついた。フッキングを決め、中々な引を味わいながら、先程のタモ網にネットイン!

太いイワナだった。納得のいく38cmのイワナ。何度も何度もチャンスがありながら獲れなかった。やっぱり信州大好きだぁ。

ここで日も落ちてきた為、納竿とした。明日は獲れなかったレインボーと親玉ブラウンをとる!!

エラにフックが刺さってしまったので美味しくいただくことに。
UNFOLD
by pozidrive garage

【タックル】

ロッド:SMITH TRMK-423ULt

リール:シマノ アルテグラ3000HG

ライン: サンライン SIGLON PE×8 0.6号 リーダーシーガー2.5号

ルアー: UNFOLD K50S

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