夏の暑さを背負いながら(2021.6.24)

遠征釣行
今年は何度、この綺麗な魚に出会えるだろうか

今年、渓流を始めて9回目の釣行。今回は三浦ローカルの翔太くんと2人での渓流だ。エリアは相模川水系・桂川。

深夜の高速ドライブも釣りの話に花が咲く。普段三浦で一緒に釣りをする事はあるけど、長く色々な事を話したことがなく、あっという間に目的のインターを降りた。コンビニで魚券を購入し、上流エリアから入渓する。

釣り場の路面は濡れていて、前夜に降水があった模様。期待が膨らむ

桂川は日本でも有数のスプリングクリークで水温が安定しており、水量も豊富。この日も鮎タイツを通して伝わる水温は、思いのほか冷やっこくない。

そして、この河川の特徴と言えば底質である。富士山の裾野を流れる桂川は溶岩がゴロゴロ転がっているのである。トリプルフックではこれがやたらと根がかりの原因になり、何度ポイント潰しをしたことか。そこで今回K50Sにはシングルスフックを付けてのトライ。

チャラ瀬をダウンから打つ。竿を立て底をゆっくりと流す。入れるトウィッチは1キャスト内に数回だ。それくらいK50Sはそこでヒラヒラと流れてくれる。数投角度を変えて打っていた時だ。チョンとトウィッチを1回入れ、流した途端に明確なバイト。

コンディションの良い綺麗なイワナがきてくれた

良し!今日はいいぞと2人で釣り上がるも、その後の反応は無い。そして首都圏からも人気の河川である桂川は餌釣りやフライマンも多く、先行者も目立つ。ただすれ違うたびに挨拶と共に「ルアーはどうかい?」と声をかけてくれる。非常に気持ちがいい。

翔太君も試行錯誤の釣りが続く

人の入ってなさそうなエリアまで釣り歩き、交互に打っていく。支流との合流点のボサ沿いをK50Sを流していくと、「ドゥルン」と反転バイトと共にローリングしていく感触。「ヤマメだ」慎重にランディングすると25cmの良いヤマメだった。

しばし美しい魚体に見入った

さらに2人で釣り上がって行くと、前回ヤマメをバラした淵に着く。翔太君に先に打ってもらうが出ず、すかさず僕もK50Sをダウンからアップに入れ流す。水深があるため、着水後ワンアクションを入れ、流れの下にルアーをスーッと落としていく。底付近を流れはじめたら少し竿先をチョンチョン、そしてスーッと流すと、、、「ドン!!」ラインが一気に下流へ走る。魚をいなしながら竿を立てるが今度は流れに逆らいながら走る。

何度も流れに乗り、のされそうになる
最後まで粘る魚

僕も時間を掛けて魚を浅瀬に誘導すると、綺麗な魚体が横たわっていた。

桂川名物のスーパーレインボー58cm

このレインボーも口先にシングルフックがしっかり刺さっていたのには喜びが隠せなかった。昼は富士吉田名物の「吉田のうどん」を堪能。これがまた、冷えた体を暖めてくれる。

「みうらうどん」さんへ

腹ごしらえをすまし、再び入渓。そしてついに!!

翔太君に初ヒット!!綺麗なアマゴが来てくれた

初渓流の翔太君にもアウトヴ50Fでの初アマゴ!狙ったところで狙ったルアーで取れた貴重な1匹との出会いだった。「いや〜渓流楽しいっす!」満面の笑みの翔太君の反応がなんだかすごく分かるし、嬉しかった。やっぱり釣りは楽しい。

時間ギリギリまで攻める

時間ギリギリまで攻めるもの、僕がイワナを1匹追加したタイミングで雷雨となり、僕らは川を後にした。

僕自身仲間とはじめて渓流へ入ったが、仲間と交互にピンを攻めていくところや、あーでもない、こーでもないと喋りながらの時間がやはり楽しい。海だと皆同じ方向を向いてキャストを繰り返すので中々こういう時間はなかったりする。夏雲が高く流れていく景色の中で、僕らはあとどれくらいの魚達と出会えるのだろうか。僕自身まだまだ未知の世界の渓流の釣り。失敗することもあるし、間違うこともあるだろうが「渓流は楽しい」という事だけは伝えたいと思う。

僕らの渓流の夏はまだまだ続く。

UNFOLD
by pozidrive garage

【タックル】

ロッド:天龍 レイズ56L

リール:SHIMANO 09レアニウムC2500

ライン: ラパラ ラピノヴァ・エックスマルチゲーム0.4号+リーダー8ib

ルアー: UNFOLD アウトヴ50F K50S

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