仕事を終えた翌日は1日延泊して、長野の知人が渓流を案内してくれることになった。春の松本平野は良いですね。カエルの鳴き声を聞きながら寝て、少し早めに起きてコーヒーを淹れてのんびり野鳥のさえずりに耳を傾ける。
知人と役17年ぶりに再会し、積もり積もった話をしながら街中の河川に訪れた。護岸され直線的な河川だが、両サイドのボサ狙いが良いとの事で、アップクロス気味にアウトヴ50Fを投げ、強めのトウィッチを入れ流す。するといきなり水中で何かが「ギラっ」と反転した。心地よい引きで上がってきたのはヤマメ!幸先の良さにこの日は「爆釣か?」と。
こんな調子で河川を下がりながら打っていくが、朝の1発は幻か?と思うほど反応はない。それならそれで楽しみもあって、河川敷には美味しそうな子達がニョキニョキ出ている。山梨時代に山菜に夢中になった事もあり、これはこれで楽しい。夜のメニューの妄想も尽きない。
下がりきった河川。状況が芳しくないので大きく転身。知人曰く「ここはブラウンやレインボーが多いんですよ!」ボサ中心にやってみてください!と。長野で釣りたい魚の一つブラウントラウトの名にテンションが上がる。しかし流れが強く、河川幅も狭い為うまくルアーを流せなかったり、キャストが決まらずアシにルアーを絡めたりしてポイントを潰す・・。ただ、慣れない釣りもまた良い。(帰ったらキャスト練習だなw)
すると少し上流をダウンで流した知人が何か釣っている!「ごめ〜ん釣っちゃった」と。
これには僕もテンションが上がる。小さな街中の河川にこんな魚がいるのか。夢は膨らむ。知人がレインボーを追加したところで、帰りの時間が迫ってきていた。
「少し違う渓相も見てみる?」という事で、ラスト1時間くらいだが、車を走らせる。
車窓からの景色はいつも良い。海沿いの四季とはまた違う色彩が新鮮。充実した時間が流れている。
最後の河川に着く。少し山の中に入ってきたので、水がキリッと冷たい。限られた時間の中でアウトヴを投げ続けると、小さな淵から元気なイワナがチェイス!何度かかけ損ねるが、時間を置き再び淵へ。魚が水面に出て反転と共にロッドに魚振が伝わる。
細っそりとした魚だったが、いい模様のイワナだった。ブラウンこそ釣れなかったが、イワナ、ヤマメが顔を出してくれ、僕の中では上出来の初渓だった。知人とも再会を約束し、帰路に着く。チャンスがあるのならまた渓流魚の顔を見たい。
初めての釣り。ヒラスズキに何か役立てばと思い始めましたが、そんな事は考えず楽しむ事ができました。釣りは色々な人の考え方、釣り方がありますが、技術や釣果だけにならず、自分なりに「楽しい」釣りを今後も続けていきたい。
【タックル】
ロッド:SMITH TRMK-423ULt
リール:Daiwa フリームスLT2500H
ライン: スーパートラウトアドバンス サイトエディション 4lb
ルアー: UNFOLD アウトヴ50F