竿をかついで2人旅(北海道遠征・鱒旅編Ⅱ)

遠征釣行

DAY2道北湿原河川

涼しい北海道の風を送ります

この日は丸一日釣りができる唯一の日。昨日チェックした中流エリアに的を絞ろうと決め、朝から湿原の牧草をかき分けながら川に入る。湿原の中を流れる川は入渓地を探すのが一苦労。基本的に藪漕ぎ必須で、今回N氏と共に来なければここまで開拓する事はできなかったと言っても過言ではない。

背丈を越えた薮にはダニもいて、獣道も多い。熊鈴と熊スプレーは必須装備

ウネウネと本来の川の姿で蛇行を繰り返す湿原河川は、カーブと共に魚がいる付き場が自然に形成される。人工的に折り曲げられた川にはこの複雑な流れでできたストラクチャーがない。川の生き物も多いのがうなずける。

僕はpzdv105を投げ続ける。そんな中、N氏がここぞというオーバーハングしたシェイドからビックワンをかける。慎重にやり取りして上がってきたのはナイスなアメマス。去年の尺イワナに続き手が震えるN氏。本当おめでとう!!

コレには僕もやる気がみなぎる

少し先行させてもらうと、後方から声が「きました!!」と、上がってきたのはレインボー、、いや、イトウだ!サイズはかわいいが、牧草を掻き分け開拓した甲斐があった。

大きな淵があればその都度、この薮を抜けて再び薮に突入するのだ。これが湿原の釣り

そして僕にもチェイス!いいサイズのアメマスがヒットするが、ヘッドシェイクでpzdvだけ戻ってくる。悔しさが込み上げるがここでスプーンに付け替えキープキャスト。

すると、

沈んだ流木をすぎたタイミングだった。手元に伝わるバイト、明確なベッドシェイク。共にジャンプ。イトウだ。北海道好きだった爺ちゃんの形見のスプーンもBOXにつめてきた。まさにそれにイトウがバイトしたのだ。感極まる攻防。きっとじいちゃんもイトウ釣りをしていたのだろう。釣り姿すら見たことないじいちゃんを思い浮かべながら、湿原河川でじいちゃんと繋がった。

3年目にしてようやく出会う事ができたイトウ。

2年前の渇水・高水温で大型のイトウが激減した中、細々と生き続けるイトウこうやって釣りをする事自体人間のエゴなのだが、出会うことができて、釣り人として感謝したい。

一瞬ニジマスかと思う模様だが、口の形状があきらかに異なる。この大きな口でたらふく食べて太く、大きくなるのだ。

その後も川を登り、その日は沢山のイトウに出会う事ができた。こんな環境を後世まで残していく事が必要。本当に素晴らしい環境で釣りができた事に感謝したい。

【TACKLE DATA】

Rod:【TAILWALK】ナマゾンモバイリー684s

Reel:【SHIMANO】 ツインパワーXD5000xg

Line:【VARIVAS】 VARIVAS8 1.5号

Leader:【VARIVAS】 SEA BASSナイロン25lb

Snap:鉄腕スナップ#1

Lure【Pozidrivegarage】【ABU】

PZDV 105F(プロト)、スキッドスライダー95s、ジグザグベイト80s、フラミンゴ

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