渡瀬川・本流ヤマメ遠征(2023.7.5)

遠征釣行
北海道・利尻島編は後日UP

あの、北海道遠征から約2週間。

今年中にやり遂げたい課題があった「梅雨時期の本流ヤマメを獲る」尺ヤマメも3年目の目標だった。7月に入り暑い日が続いていた。時期的にはそろそろ最盛期の最後。

衣笠ICの手前まで「桂川」か「渡瀬川」で迷っていたが、ダムの水量をチェックし、渡瀬川の再チャレに望むのであった。

東北道の浦和料金所を過ぎれば地元埼玉。懐かしい景色を見ながら時間調整の為、羽生ICで降りて下道を北上し、目的地到着。

北海道とは違いシティ感が否めない。本流域といえば大体の河川では街中や田畑の間を流れる太い河川が多い。渡瀬川も水流豊富でまだ水は冷たい。コレなら2日間釣りが楽しめそうだ。

SENKIN

FRESH AIR - SEN:KIN
このロッドには『超感度』を重視しながら『掛けて楽しい』当社らしい考え方を注ぎこんだロッドになってます。 フィー

今回からSENKINのFLESH AIRシリーズの610の竿で本流域に挑む。610は元々海のライトゲーム用に作られたが、マルチゲーム対応すると聞きお借りした。

先月チェックしたところを朝マヅメチェックするが、可愛いヤマメが出たのみ。そしてアオノロ?川石に繁茂した苔が伸びて、1キャスト毎に引っかかってきて釣りづらい。

Googleマップを見て、流れをチェックしていた地点を数多く見る。これは北海道でもやってきた事。初日である程度把握しておきたい。そんな2箇所目に事件は起きる。

平瀬が続き、橋の袂で流れが急激に細くなり、早瀬に変わる。その平瀬と早瀬の間に少し「間」のある流れがある。大石が各所点在している。

おもむろに、Voodoojerk53Sをダウンクロスでキャスト。ロッドを立て、ゆっくりとリリーリングをする。手元にはVoodoojerk53Sが流れを掴みながら泳ぐ波動が伝わってくる。水から飛び出さぬようラインテンションをかけ流れに乗せナチュラルにドリフトさせる。流れとラインが平行に並び、沈んだ岩の上流にルアーが流れ込み、波動が少し弱くなる。

そのタイミングに合わせて「チョン!」ロッドでルアーを平打ちさせる。

その瞬間に下流から銀色の個体が一気に遡上し、

「ドンっ、ジッ、ジー。」

FLESHAIRが絞り込まれる。明らかに今までの魚と違うテンションで竿がしなる。ジャンプをしながら魚はゆっくりこちらに泳いでくる。この時間時が止まったかのように感じた。

ネットのシワを伸ばし、左手にスタンバイ。

「バレるな、バレるな」

魚を上流に泳がし、下流にネットをスタンバイ。一瞬テンションを抜き、無事ランディング。

吠えた。

この瞬間を3年待ち続けた。手の震えとドキドキが止まらない。

感無量。やっと手にした本流ヤマメは31cmだった。

早瀬を登り、平瀬突入前の大石に定位した魚。ヒレピンの満足のいく遡上ヤマメだった。

そして、気を取り直してもう一度角度を変え同じ流れにOutov50Fを流す。魚が溜まっている想定で、ドリフト時の侵入角度とヒラ打ちアクションを変える。

すると、「ドンっ」

出た!!今度もしっかりと竿が突っ込みを吸収してくれて無事ランディング。

またまた30cmの見事な本流ヤマメ。帰りの道中が不安になるくらい。

その後反応がなくなり、同じように定位する場所を探し、ルアーを流してみるが反応は得られなかった。

夕方、にわか雨が降りだして気圧が下がる。

3匹目のヤマメを狙う。

朝の流れに再び入り、Voodoojerk53Sを流す。間を置いた分新しい個体がいれば、反応するはず、、、

「いた!!」

激しい突っ込み。ドラグも絞り出される。ゆっくりと時間をかけてリフトし、ネットに入ると銀毛した綺麗な個体。本日最大の34cm。

翌日も朝から同じ場所や定位しそうな流れを探したが、追加の本流ヤマメをキャッチすることはできなかった。

今回の収穫は大きい。定位する場所とタイミングと水位。そして魚の鼻先にどうルアーを送り込むのか、アップでの引き出し方法は?など課題も見つかった。

3年目の収穫と共に、4年目の目標を見つけた良い釣行となった。

【TACKLE DATA】

Rod:【SENKIN】FLESH AIR610

Reel:【SHIMANO】18ステラC2000HGS

Line: 【VARIVAS】doublecross×8 0.6号

Leader:【VARIVAS】 BIG TROUT SHOCK LEADER 8lb(2号)

Lure: 【UNFOLD】Voodoojerk53S、Outov50F

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