信州の渓を訪ねて(2022.4)

遠征釣行

北海道からの疲れを癒す間もなく、中央道を北上する。昨年に続き今年も長野通いが始まるのだ。慣れ親しんだ甲府の街を過ぎると、南アルプスや八ヶ岳に囲まれて長野へ入っていく。お気に入りのドライブコースだ。鼻歌を口ずさみながら一年ぶりに安曇野インターを降りる。

鳳凰三山、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と南アルプスの山々。

途中のコンビニで魚券を買う。8月まで出張が続く為、今年は年券を購入。ホーム河川が増えた訳だ。午後の短時間であったが、昨シーズン良い思いをした川へ向かう。

夢の地図をもとに2年目の渓流が始まる

「暑い」温度計を見ると28℃。4月とは思えない暑さに速攻で川に入る。冷んやりとした水はとても冷たい。北アルプスから湧き出た水だ。

田植えのシーズンなのか大雨前なのか河川の水量が少ない。

K50Sをアップキャストしながら流していく。落ち込みから平瀬に入るところでアタリ。

可愛いが今シーズン初フィッシュ。

可愛いニジマスが遊びに来てくれた。心地よい引きとロケーション。サイズや魚種関係無しに楽しませてくれた。しばらく釣り上がったがバイトがないので、入渓点からダウンで流していく。K50Sをクロス気味にキャストし、ロッドを立てて竿先を「チョンチョン」といれる。

目星の岩を過ぎ、ルアーが流れに向かい泳ぐ。泳ぐ。およ、「ドンッ!」ラインが下流に向け走る。良いサイズだ。引きを楽しみながらゆっくりと寄せる。ブラウンだ。

色々な意味でワイルド化した魚の引きはパワフルだ

この日はダウンで1バイトあるも取れず、脱渓した。

雨降りの朝、まずは現場仕事へ

朝4時に置き、現場仕事へ向かう。日中15時までは仕事をしてそこから入渓。結構な雨量で川は増水笹濁り。今日はダウンメインで流していくが、載せれないショートバイトに天を仰ぐ。日没間際にヒットしたのは可愛いレインボーだったが、これでずぶ濡れの身体を休める事ができる。

短時間釣行となったが、少しずつ感覚を取り戻す。流すコース、キャストコース、キャスト制度。ベールを返してから戻すまでの所作も悪い癖が着いてるところをとことん洗い出す。ヒラスズキの際もそうだが、ただ年数だけ重ねてくとラインメンディングも意識が届かなくなるところがある。僕にとって渓流での釣りはそういった細かいところを見直すいい機会でもある。

釣りの合間にコゴミを採る。これもまた渓流の楽しみの一つ。

翌日は大雨が続き増水しきった河川を見て帰路へついた。連休をはさみ再び信州へ。

釣りをしなくてもいい。春の信州の目覚めは一見すると良いと思う。滞在中に何度も景色に足を止め、ボーっと眺めた。

【タックル】

ロッド:SMITHS TRMK-423UL

リール:SHIMANO 18ステラC2000HGS

ライン: SUNLINEシグロン×8 0.5号+リーダー1.25

ルアー: UNFOLD アウトヴ50F K50S

タイトルとURLをコピーしました