初夏の信州・イワナ沢を訪ねて

遠征釣行

6月ハルゼミが鳴き響く山々。平野の田んぼもすっかり田植えが終わり、麦の穂は黄金色に輝く季節。

毎月定期的にある出張のおかげで信州の季節を体感している。そんな6月はホーム三浦で青物が最盛期。しかし、こちら渓流の魚達もトップシーズンを迎える。

田植えと梅雨入りのせいか、河川の水の絞り込みで各河川、渇水気味が続く。

親しんだエリアを回るもニジマスが時折遊んでくれる程度だった。信州ローカルの知り合いからホットな情報を得て、お隣のエリアに足を運ぶ事にした。

殖産といえばワイルド化したニジマスとブラウンのイメージ。今回は枝沢へ向かう。
2週間後は背丈を超えた、、、

とは言えボサの里川。ダニエルさんにストーキングされぬよう、細心の注意をはらいながら入渓する(笑)雨も降り出しそうな夕マヅメ、いかにも出そうな雰囲気でキャストすると、、、

「チェイス!チェイス!」

Voodoojerk53Sに綺麗なイワナ

Voodoojerk53Sに猛烈チェイスしてきたのはイワナ。谷深く薄暗い渓だからなのか、岩質なのか体色も濃くカッコいいのだ。

この日は数バイト拾うも日没になりタイムアップ。2週間後、昼過ぎから再び入渓。

-10cm程の渇水。序盤は打っても打っても反応は無い。少し登りつめていき、大岩の深み周りを丹念にVoodoojerk53Sで探ると、

綺麗なイワナがヒット!ここからは出そうなところを打てばどこでもチェイスやバイトが出る

水深のある平瀬へK43Sをアップでキャストし、連続トゥイッチでリーリングに緩急を入れながら誘う。

スマートながらヒレピンの綺麗なイワナ。K43Sは個人的な意見としてですが、リップもk50sより太くなり、リップ形状の違いから水を噛みやすく、レンジを深く入れやすい。

反応するがUターンをする場面ではトゥイッチの後に少しリーリングとアクションを止める「間」を与えるとバイトが拾える事が分かった。

フォルムは極似なのだが、ただのダウンサイジングではないところに作り手のこだわりを感じる

反応が拾えなかったタイミングではリーダーを0.8号まで下げたがゴルジュ帯が連続し、反応が出てきてからはリーダーを2号に戻す。

それでもスイッチが入れば口を使うから楽しい。レンジも入りやすく、アップもダウンもレーンスライドもトゥイッチもジャークもいけちゃうVoodoojerk53Sが楽しすぎる!!

そして、、

最後の堰堤下で尺イワナが飛び出す。この日はここで終わり、翌日以降、続きから入るとやはり反応の出方は変わらず良いイワナが遊んでくれました。

川の流れ方や環境の変化を読みながら釣り歩く、小さなルアーゲーム。

検証と答え合わせが即できるのが渓流の一番の魅力だと、僕は思う。今月は、谷底のイワナ沢で自然の声に耳を傾けながら、小さな喜びを感じる事ができました。

【タックル】

ロッド:SMITHS TRMK-423UL

リール:SHIMANO 18ステラC2000HGS

ライン: SUNLINEシグロン×8 0.6号+リーダー2号(0.8号)

ルアー: pozidrivegarageのトラウト部門「UNFOLD 」からOutov50F、K43S、Voodoojerk53S

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